『セクシュアルハラスメント』と『セカンドハラスメント(二次的嫌がらせ)』の被害者の声です。
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※このカテゴリーは、CaseB「会長へのSOS」からの続きです。


あの電話のあと、会長は改めて支店に電話をかけてきました。
今度は、支店長についさっきのことを報告したようでした。

支店長は電話を終えると、私を見て、

「どうでもいい。くだらない」

と、大きくはっきりと言いました。

私は信じられませんでした。
彼にとって私は部下でした。その部下である私が悩んでいたのをずっと見てきたはずでした。それなのに、最後に本音を出したのです。
これまで私はなんだかんだ言いながらも支店長を信じていたのに、ひどい裏切りでした。彼もまた、私にジ・エンドを言い渡したのです。
彼への信頼なんて消え失せました。上司として受け入れられなくなりました。

このような彼らの対処を受け、この会社が女性社員を尊重しない会社だということがよくわかりました。だから、ここにいることはできないと見切りをつけたのです。そして、退職する時期を決めなければならなくなったのでした。

この日から私は、支店長とは口をきくことができなくなりました。
彼のほうからも、私に声をかけることはなくなりました。
支店長以外の者にはそれまでどおりに接しました。が、それも束の間のことで、全員から無視されるようになりました。
原因はわかりきっていました。支店長が手をまわさなければそんな状態にはなりません。
ただし、この程度のいじめは、私には容易に耐えることができました。会社は仕事をする場所だから、友達がいなくともなんとかなるものです。仕事さえしていれば、私はまったく平気だったのです。

しかし、支店長は、そんな私を見逃しませんでした。

そのことに気がついたのは、彼が本社と電話をしているのを聞いたときでした。支店長は、本社に入社したばかりの設計社員に図面作成の依頼をしていました。
このように本社に仕事を依頼するのは珍しいことで、このときまでは、私が忙しすぎて手に余るときのみのことでした。
支店長は、支店での仕事はできる限り私に任せて、本社に頼むことを嫌っていたのです。
ところが、このところ仕事がなくてどうしたのだろうと思っていたほど私はひまだったというのに、支店長がわざわざ新入社員に頼んだところをみて、彼が故意にそうしたということがわかったのです。

ショックでした。
まさかそこまでの仕打ちを受けるとは思っていませんでした。
支店長には、していいことといけないことのボーダーラインがなかったのです。

何もすることがないのは、とてもつらかったです。
食欲もなくなり、ほとんど食べ物を口にすることができなくなっていました。
会社を辞めるのも、一、二カ月のうちになるだろうと思っていました。

が、そんな状態にまでなってしまった私を、支店長はまだまだ許していなかったのです。


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