『セクシュアルハラスメント』と『セカンドハラスメント(二次的嫌がらせ)』の被害者の声です。
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電話でT山は、黙秘と「もしもし?」を繰り返すだけで、どうにもなりませんでした。
この男、黙秘を通せば何とかなると思っているのだろうか?
私はそう推測するだけで、T山の真意など理解できようがありませんでした。

そう思ったのは私だけではなかったようで、会長が電話をかわりました。
「もしもし、困ったもんですねえ」

困っているのは私だったが、「はい」と答えておきました。
すると、少し間があいて、会長はこう言ったのです。

「このことは、もう二度と話をしないでください」 

私は絶句しました。さすがにこのセリフには、「はい」とは言えませんでした。

しかし、会長は念を押しました。
「このことは、もう二度と話をしないでください」

こうして、私の意志とは関係なく、勝手にジ・エンドにされたのです。T山は何も語らずして無罪放免になったのです。

場所が違えば考えられないことです。もしも、学校、病院、大企業や国家機関などであれば、ニュースなどで取りあげられているように、相応のペナルティを与えられるようになりました。
ところが中小企業となると一転して、そこは無法地帯であるかのように、加害者は野放し状態でいられるのです。
セクハラの対策にまで手がまわらないなどと言い訳する前に、この体質を改善していかなければ、優秀な女性たちの労働力が損なわれ、結局は会社にとっての不利益になるということを考慮すべきです。
男社会の不条理を、認める時代が現代ではないのですか。

しかし、古いしきたりにしがみつく者たちがいます。会長や支店長もしかりでした。



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