『セクシュアルハラスメント』と『セカンドハラスメント(二次的嫌がらせ)』の被害者の声です。
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私が相談事をすべて打ち明けたあと、支店長が言いました。
「Tちゃんは、ほかの女の子にも評判がよくないんだよ」


支店長は、会社の女性社員を「女の子」と呼びました。
私はそれが嫌でたまりませんでした。

が、それはまだいいほうで、私は「おばさん」と呼ばれました。何度も言われたものだから、一度だけ反撃を試みたことがあります。

私が「おじさん」と言い返したところ、支店長は本気で怒っていました。

が、支店長はそれ以後も「おばさん」と呼ぶことはやめず、さらには「三十路」とまで言ったのです。(このとき私は二十代だったのに、ですよ)

この男の教育課程には、「自分が言われて傷つくことを人に言ってはいけません」という教えは組み込まれていなかったのでしょうか。幼稚園からやり直したほうがいいですね。

というふうに、私には腹に据えかねる言葉のセクハラもあったのですが、強く抗議することもできず、ただ耐えるのみというのが悲しい現実でした。

しかもこのときは、相談に乗ってもらわねばならぬという弱みもありました。
次長の「赤信号のセクハラ行為」の相談をするために、支店長の「黄信号のセクハラ発言」を流さねばならなかったのです。ややこしい話です。


支店長が続けました。
「M美ちゃんに『一緒に食事に行っても、すぐ叩くし、物を投げつけてくるから嫌なんです』って言われたことがあってね」

私は嬉しく思いました。
セクハラとは違うけれど、皆、次長の悪いクセを知っていて嫌っていた――私の言っていることがちっとも被害妄想などではない、という裏付けになるような気がしました。

「まあ、M美ちゃんには、だったら行かなきゃいいじゃないって言っておいたけどね」

私はあきれました。部下の訴えをそんな一言で片づけてしまうとは、と。
M美が少し気の毒に思えたものです。


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